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FTX、AI新興企業アンスロピック株の大半売却へ-8.84億ドル相当

仮想通貨取引所のFTXは8月にAI企業アンスロピックの株式の大部分を売却すると発表した。FTXはアンスロピックの株式の約88%を売却し、その代金は8億8400万ドルに相当するとしている。

アンスロピックは人工知能を使って企業の経営戦略や意思決定プロセスを支援するサービスを提供している。同社はFTXとのパートナーシップにより、仮想通貨取引所の運営を支援するAIシステムを開発してきた。しかし、FTXは今回の売却によりアンスロピックの株式のほとんどを手放すことになる。

FTXのCEOであるサム・バンクマン=フリードは売却の理由について、「アンスロピックへの投資は私たちの中核事業である仮想通貨取引所の運営に直接的には関係がない。同社への投資を通じて得られた知見は非常に興味深かったが、FTXは直接の事業拡大に注力する必要がある」と説明している。

アンスロピックのCEOであるダスティン・モスコビッツ氏は売却について「非常に残念だが、FTXの意思は理解できる。アンスロピックはFTXのサポートなしでも事業を続けていける自信がある。私たちはFTXとのパートナーシップを通じて多くを学んだ。その知見を生かして、AIを使った企業支援サービスをさらに強化していきたい」とコメントした。

アンスロピックは今回の売却に伴い、FTXからの資金調達の必要がなくなるとしている。同社は既に複数の投資ファンドからの資金調達に成功しており、事業を継続するのに十分な資金があるという。FTXによる売却益の使途はまだ明らかになっていない。

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